Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の永田です。
今回もご覧いただき、ありがとうございます!
アジアのトップ理系大学で優秀なIT人材を育成し、学生の日本就職をサポートをしているわたしたちSun*。
現在メインでサポートしている国はベトナムです。
みなさんはベトナムについて、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
アジアの”The発展途上国”というイメージはもうなく、ハノイやホーチミンなど爆発的な経済的発展をしている勢いのある国だと認識されている方もいるかもしれません。
とはいったものの、こちらの記事で紹介している通り、まだまだ大学進学率は高くありません。
また、大学生の中には1ヶ月30万ドン(約1,300円!)程度の相部屋の寮に住み、生活を切り詰めている優秀な学生がいるのも事実です。
そこで弊社では、優秀な学生が安心して就職先を選べ、より学業に専念できるようにサポートの一環として、Sun*スカラシップという独自の奨学金制度を提供しています。
今回は、スカラシップ制度についての簡単な紹介と、スカラシップ生限定で行っている特別授業の様子をご紹介します。
この記事で、
ポテンシャルの高さだけではなく、努力する姿勢も忘れないトップ大学のさらにトップ層にいる学生
の様子を感じていただけます。ぜひ最後までご覧ください。
Sun*スカラシップ制度とは?
ジョブフェアに参加する優秀な学生が安心して就職先を選べ、さらにレベルの高い学習の機会を提供する弊社独自の制度です。
内定をとるまでのサポートはもちろん、内定取得後も渡日までにサポートがあり、日本で活躍できるよう以下のような様々な特典が受けられます。
- 様々なテーマで行われる特別授業に参加
- N1合格や毎月の学習レポートに対し、奨学金を支給
- スカラシップ生としてジョブフェアに参加するので、企業にアピールできる
- 内定取得後にインターンシップに参加し、評価が優秀な場合は奨学金を支給
- 渡日前には準備金を支給 etc.
ちなみにスカラシップ生は、対象学年の中で10-15%程度で、語学スキルはもちろん、面接やプレゼンテーションなど厳しい選考のもとに決定されます。
そのため日本語力とITスキルは言わずもがな、
日本で活躍できる社会人としてのマインドセット
それを実践していけるポテンシャル
この2点を持ち合わせており、BrSEやベトナム人リーダーの候補となる存在です。
事実、スカラシップ生で日本企業から内定を獲得できなかった学生は今までにいません。
それだけ優秀であり、なおかつジョブフェアに参加していただく企業にとっても非常に期待値の高い存在です。
スカラシップ生のプレゼンテーションとは?
スカラシップ生は特別授業の一環として、毎月決められたテーマのもとにプレゼンテーションとロールプレイ練習をすることになっています。
もちろんこの授業でのパフォーマンスは学生の評価にもなり、しっかり準備をして臨む必要があります。
12月の授業では以下の2つのテーマで実施しました。今日はその一部をお見せします。
テーマ1
上司から、来週の平日の日中に行われる「IT技術に関するセミナーに参加してきて欲しい」と言われた。
上司いわく、業務の一貫として行ってきて欲しいとのこと。
- セミナーまでに準備しなければいけないこと
- セミナー中に実施しなければならないこと
- セミナー終了後にしなければならないこと
上記3点をそれぞれ考えなさい。
テーマ2
上司から言われていたタスクの完了が予定通りに終わりそうにない。現状を正しく伝えつつ、対策を上司に相談しなければならない。
どのように相談すればよいか考えなさい。
上記2つのテーマに関して、指定されたグループでプレゼンテーションを準備して、授業に臨みます。
テーマからおわかりのように、社会人としてのソフトスキル、マインドセットに焦点を当てた内容です。
調べて発表するだけではなく、場面や上司の要求を想定した論理的思考とその対応が求められます。
このような内容は、国籍関係なく新卒入社の学生にとってよくある課題の一つですね。
スカラシップ生はどんな準備をし、発表したのでしょうか。実際の授業で使った資料もご紹介していきます。
会社でも、説明したのに同じミスをする、話を聞いていないということは社会人になりたての大学生にはよくあることです。
メモをすることを目的にせず、何のためにメモをするのか考え、実行していくためのアイデアを共有しています。
こちらは報連相の内容です。嬉しい報告ならいいのですが、言いにくい報告の場合はどうしても理由や言い訳を先に説明してしまいがちです。
会社で求められるコミュニケーションにフォーカスをあて、徹底的に相手主体、顧客主体のコミュニケーション方法を考えてもらいます。
ここからは学生が発表している様子です。
左の写真から、その本気度と緊張を感じていただけるでしょうか。
発表している学生が一生懸命なのはもちろんのこと、聞いている学生もメモをとり、質問やコメントを考えるのに全力です。
発表が終わったあとで、フィードバックの時間です。全学生が積極的に質問やコメントをしていきます。
- メモをとるときに、要点をまとめるコツはあるか
- 忙しそうな上司に話しかけるとき、どんな話しかけ方をすればいいのか
などなど、実際に発表していない学生たちもその場面をイメージし、自分ごと化して考えています。
その質問に対し、発表した学生たちも的確に、ときにはグループで相談もしながら答えます。
ここでも学生たちの回答から、どれだけ準備に時間をかけていたかが伝わります。
一通り質問やコメントが終わると、今回の授業を担当した先生からコメントや補足説明、改善案についてのフィードバックがあります。
ただし、いざその場面に実際に遭遇したときに学生たちができるかどうかは、やはり経験あるのみ。
そこで、発表後はテーマに関する内容でロールプレイをするところまでをセットにしています。
また、そのロールプレイの内容は学生に事前に伝えていないので、準備して実践する、というよりは学んだことをアウトプットするという場になります。
学んだことをアウトプット!ロールプレイ中の様子
今回ロールプレイで上司役を担当するのは新たにIT講師としてSun*にジョインした松浪(まつなみ)先生。
松浪先生は日本のIT企業で30年以上勤務していたベテラン中のベテランです。
今まで数多くの部下育成にも携わってきたご経験から、今回のロールプレイでは、学生が納期に間に合わない場合の報連相をする上司役として参加します。
今回のテーマは納期に間に合わないというトラブル対応なので、上司役はもちろん、学生も表情や説明の仕方など場面に適したインターアクションが求められます。
以下の写真は学んだコミュニケーションの理論と、それを緊張しながらも必死にこなすアウトプット中の学生です。
ただ話すだけではなく、
- 聞き手が欲しい情報を正確に提供する
- 事実と意見を混同しない
- 対策まで考えて言葉にする
日本人の新卒でもまだまだ難しいことばかりですが、ベトナム人の学生たちは果敢にチャレンジし、日本企業で働く上で求められるソフトスキルを経験として身につけていきます。
学生同士のフィードバックはもちろん、上司役の松浪先生から厳しくも愛のあるフィードバックもあり、ロールプレイが終わった後の学生はドッと疲れているように見えました。
終わりに
今回はトップ理系大学のさらにトップ層の学生を対象にしたスカラシップ制度の説明とその授業の様子をお届けしました。
わたしたちも学生が日本で活躍してくれることを期待し、時には厳しく接することも必要です。
ただ何より学生自身が高いモチベーションをもち、フィードバックを真摯に受け止め、改善を繰り返していく姿勢が欠かせません。そして、このスカラシップ生たちはその努力を怠らない非常に優秀な宝です。
彼らのさらなる成長を期待しつつ、わたしたちも気を引き締めて育成しないと・・・と日々思っています。
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それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)