ハノイ工科大学でスタート!ブレンデッド教育とは?

Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の大原です。
今回もご覧いただき、ありがとうございます!

9月から新年度を迎えたハノイ工科大学(HUST)ですが、Sun*が教育事業を行っているIT学部でブレンデッド教育がスタートしました。
※ハノイ工科大学について、こちらを合わせてご覧ください!


新型コロナのパンデミックにより、オンライン授業の需要が高まっている昨今。
ブレンデッド教育は対面とオンラインのハイブリット型教育ということで注目されています。
私自身この取材を通して初めて知った教育法なのですが、コロナ禍だからこその必要性や、今後オンライン授業が当たり前の世の中になるのではと感じました。

今回は、

  • そもそもブレンデッド教育ってどんなもの?
  • ブレンデッド教育のメリット、デメリットは?
  • なぜ今ブレンデッド教育が注目されているんだろう?
  • Sun*の日本語教育ではどのように活用しているの?

そんな疑問をお持ちの方にぜひ読んでいただきたい記事です。

ブレンデッド教育とは?

ブレンデッド教育とは以下のように説明されます。

正規の教育プログラムの中で、少なくとも部分的にはオンライン配信によって提供された教材や指示を用いて、いつ、どこで、どのような順序やペースで学ぶかなどをある程度まで生徒自身が決められる状況で、生徒が学んでいく学習形態である。

※引用:wikipedia

冒頭で少しお伝えした通り、対面とオンラインの学習活動を効果的に組み合わせた教育手法です。
他にもハイブリット教育やブレンデッドラーニングなどと呼ばれています。
ブレンデッド教育の方法はさらに大きく4つに分類されます。

①反転授業

ビデオ教材で予習し、対面授業の際に協働学習を行うスタイル。

②ローテーション型授業

一つのカリキュラムの中で、対面授業やオンラインなどをローテーションしながら学ぶスタイル。

③分散型授業

学生を2グループに分け、それぞれ対面授業とオンライン学習を行い、次の授業でそれを交代するスタイル。
コロナ禍の日本においては必要とされている。

④ハイフレックス型授業

「ハイブリッドーフレキシブル」の略称。対面や同期オンライン(全員同時参加型)、非同期オンライン(個人のタイミングで行う)があり、学生が選択可能なスタイル。

学生の状況や目的に応じて、どのスタイルが最適かを考えて行うことができます。
今回HUSTでは①の反転授業のタイプを導入することになりました。
理由としては大きく3つ挙げられます。

  • 対面授業では、学生一人一人の様子を机間巡視(教室内を歩きながら確認すること)をしながら把握することができる。
  • 反復授業のビデオ教材を使用した予習の際に、学生が自分のペースで学習できる。よって、理解が深まりやすく、教師側は確認問題を通して学生の理解度や状況を把握しやすい。的確な把握によって、対面授業での復習やアドバイスがしやすい。
  • 事前にビデオ教材で予習することが前提のため、対面授業の時間を他の活動(グループワークなど)に充てることができる。

学生の性格や日本語の学習度合いを考えたときに、HUSTでは反転授業がベストだと考えました。

ハノイ工科大学(HUST)でブレンデッド教育を導入したきっかけ

始まりはベトナムの教育省がベトナム全土で「オンラインを使った授業を積極的に活用していく」と発信したことでした。
現在、教育先進国ではICT教育やデジタル教材が当たり前になっており、学生はいつでもどこでも勉強できる環境があります。
昨今、ベトナムでもICT教育を進めようとしており、ベトナム内で理系のトップ大学であるHUSTが今回選ばれました。
さらにSoICT(IT学部)のSun*が提供している日本語教育が選抜されることになったのですが、この授業は単位認定(必修科目)の授業であり、大きな挑戦です!
大学にとっても大きな挑戦ですが、同時に失敗できない挑戦になります。
そこで、大学と関係も深く、IT企業としてDX化を推進している私たちに任せたいという相談が最初にありました。
私たちとしてもこの大学の想いには強く共感するところもあり、「やるなら絶対成功させよう」ということでブレンデッド教育を進めることにしました。
大学側の希望は大まかに以下の内容でした。

  • ビデオを活用した授業
  • 学生の学習の質をチェックする仕組みを作り実施
  • 学生の学習度合いを確認し、学習が滞っている学生へのフォローの徹底
  • ブレンデッド教育のメリットを学生が感じ、満足してもらう

HUSTとしても初めての試みですが、学生の満足度が高ければ他学年や他学部にでも実施の可能性があるかと思います。
一丸となって成功事例を作っていくことが必要ですね。

ハノイ工科大学のIT学部、日本語教育で導入したブレンデッド教育

まず、IT学部3年生の日本語の授業で2021年9月より導入を開始しました。
対象の学生は、45分間の日本語の授業を週に8コマ受講しています。
「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能をバランスよく身につけること、また、JLPT(日本語能力試験)に向けてさらなる言語知識を養い、日常で使えるようになることが3年生前期のゴールです。
その中でビデオや確認テストを用いたオンライン学習が2コマと、対面授業を6コマ実施しています。
現在はコロナ禍において対面授業がオンライン授業となっていますが、状況によって対面授業に切り替える予定です。
オンライン学習で行われているのは以下の項目です。

  • ベトナム語訳付きの語彙リスト
  • ポイント説明ビデオ(例文やクイズあり)
  • 確認クイズ(GoogleForm使用)
  • 読み物の内容理解を促す音声付きのビデオ(クイズあり)
  • 作文(GoogleForm使用)
  • 漢字リスト(学生が理解しやすいように関越語を記載、例文やクイズあり)
実際のオンライン学習② クイズ
実際のオンライン学習② ベトナム語訳付きの語彙リスト
実際のオンライン学習③ Google Formを使用した確認クイズ

様々なツールを用いて教師が毎回オリジナル教材を作成しています。
単純な疑問として、ブレンデッド教育の先生に「対面授業の準備より大変ですか?」と質問したところ、「確かに、新しい試みなので、授業前の準備は対面授業と比較して2倍以上かかります。ですが、学生がより効果的な学習を行えるようにサポートしたいので日々オリジナル教材をアップデートしながら授業に臨んでます!」と教えていただきました。
すべては、学生の日本語習得、そして将来の目標である日本企業への就職に繋がりますね!

一方、対面授業では、オンライン学習の際に学生が多くつまずいていたクイズの復習や確認テストなど、全員がきちんと理解したかを教師が確認できるようにしています。
他にもJLPTに向けた学習も行っています。

ブレンデッド教育に期待できる効果

ブレンデッド教育に期待できる効果としては以下が挙げられます。

  • 勉強するスケジュールを自分で立て、自己管理ができるようになる
  • 自分のペースで予習ができる
  • オンラインに慣れておくことで、新型コロナのような問題が起こったときに対応できる
  • ブレンデッド教育をうまく活用できれば、対面授業をより効率的に進められる(効率的なインプット、アウトプット)
  • ビデオなどの教材が残るため、何回も繰り返して学習できる
  • 自主的に勉強できるようになる(社会人に必要な能力を養える)
  • やる気がある学生は自分で勉強を進めていける

ブレンデッド教育を通して、学生の自律性を養うことも狙いとされているんですね。

世の中には様々な教育法が存在しますが、学習者の状況や目的などに応じて使い分けています。
ブレンデッド教育は歴史が浅いため、まだ教育方法が確立されていません。
日々手探りですが、確立されていない分新しい可能性に満ちていることが感じられます。
Sun*の教師は常にそこに向き合い、アップデートを重ねているということを、現場の取材を通して知ることができました。
来年度にはさらに多くの学年でブレンデッド教育が導入されるよう、この新しい取り組みが学生にとってプラスになるといいですね!

終わりに

いかがでしたでしょうか。
今回はハノイ工科大学でスタートしたブレンデッド教育についてお届けしました。
Sun*の教育事業部としては初めての試みのため、今後アップデートを繰り返しながらより良いものになるようにしていきます。
コロナ禍で対面授業が難しい中、「オンライン授業を活用すること=プラスになる教育」という概念が、ブレンデッド教育にはあります。
わたしたちSun*教育事業部は、学生の成長のために最善の方法を今後も模索し続けます!

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ABOUT US

幼少期から海外に興味を持ち、カナダ、フランス、オーストラリア、イランで生活する。 日本ではヨガスタジオのエリアマネージャー、留学カウンセラー、東証一部上場企業の社長秘書など多岐にわたる職業に従事。 脱公務員で現地企業に就職した夫、3歳の息子とともに2021年からベトナム生活を開始。 将来の目標は世界遺産全制覇。