Sun*で日本の大学からインターンシップ受け入れ開始!グローバルに活躍できる力を育てる昭和女子大学との内容に迫る!

はじめに

Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の茂木です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!

私たちはこれまでも日本の大学と連携を取り様々な取り組みを行ってまいりました。今回は昭和女子大学の学生さんがSun*でインターンシップを行った様子をお届けします。
昭和女子大学の学生さんにもお話を伺ってきました!

※他大学との取り組みはこちらをご覧ください!グローバルPBL Vol.1 Vol.2産学協働

昭和女子大学について

東京の世田谷区にある昭和女子大学。ホームページには、“女性が人生を拓く力をつける大学。深い専門知識に加え、あらゆる分野でグローバルに活躍できる力を備えることを教育の目的としています。”とあります。
その中でも今回は国際学部国際学科の3年生の学生さん5名が国際社会で生き抜く力をつけるべく、ベトナムに留学に来ております。
そして、そんな学生さんたちがSun*でインターンシップをすることになりました!

インターンシップについて

昭和女子大学の先生からSun*に、「インターンシップという形で、Sun*での日本語チューター等の機会をいただくことはできないか」とご相談いただき、今回のインターンシップが始まりました。

昭和女子大側の目的

  • 日本語教育の授業で学んだ知識の実践ができる。
  • 人材育成に関する知見も学び、将来、日本で就職するベトナム人の役に立つことができる人材になってほしい。

Sun*側の目的

  • HUSTの学生が、教師が話す日本語ではなく、生きた日本語を学ぶ機会になる。
  • 同世代の人と話すことで、もっと話したいという日本語学習へのモチベーションを上げる。
  • HUSTのが学生が日本や日本人の理解を深める機会になる。
  • 日本の大学と提携することでSun*という会社に興味を持ってくれる人が増える。

インターンシップの概要

日本語教師の松ケ平先生が主に指導し、インターンシップでは主にハノイ工科大学の学生との会話練習、合計40時間を行います。
ハノイ工科大学でこの会話練習の参加について尋ねると、なんと50名もの学生が手を挙げました!日本語習得に向けての情熱が伝わってきます。

3月14日にハノイ工科大学構内で行なわれたインターンシップ説明会の様子

会話練習以外にも下記の内容が行なわれる予定です。

  • 日本語授業見学:実際の授業風景を見てベトナムの大学でどのように外国語の授業がされているのかを知って欲しい。
  • Sun*のオフィス見学:ベトナムにある日系企業の見学をして、どんな風に働いているのか雰囲気を感じて欲しい。
  • xseedsHub選考会対策の参加:日本では早ければ就職活動が始まる学年のため、面接対策に参加することで企業の目線を知り自身の就職活動の対策に役立ててほしい。一つの参考として学んで欲しい。

インターンシップ(会話練習)の様子

今回は会話練習のインターンシップを取材してきました!週に3日、午後にオンラインやオフラインで行われます。

インターンシップの説明では、松ヶ平先生から、「交流の中でベトナム人学生に身につけて欲しい3つのポイント」が伝えられました。

  • ベトナム人学生が日本語をはっきりと、発音良く話すこと。
  • 結論→理由の順番で話すこと。
  • 分からなくても推測したり、聞き返したりできるようになること。

例としては、関心のあるニュース記事を読み合うことやシャドウイングのチェック、IT日本語の音読が正しくできているかのチェックなどがありますが、自由に内容を決めて良いことになっています。

内定者に仕事で使う会話の練習をしている様子。

自由度が高いのには理由があると松ヶ平先生は言います。
昭和女子大学の学生さんは今回の留学でベトナム語を学んでおり、他のベトナム人との交流もしています。今回の会話練習ではそれぞれ日本語のレベルが違うベトナム人学生に適応して、合わせてやってくれるだろうという期待があるからということでした。
また、今回のインターンシップの内容を決めすぎると授業のようになってしまい、学生が楽しんでできなくなってしまう。同世代だからできる会話をして欲しいからというのも理由の一つだそうです。

8月に日本に行くことが決まっている学生さんと日常的な会話練習。

3月20日から開始し4月上旬に取材に行きましたが、学生さん同士、打ち解けた様子で楽しそうに会話練習をしていました。内定者に対する練習では仕事で使う会話だけでなく、職場でのプライベートな会話や質問はどこまで許されるのか、などベトナム人と日本人の価値観の違いにも踏み込んで会話練習をしていました!

昭和女子大学の学生さんにインタビュー

現在、Sun*でインターンシップをしているOさんとIさんにお話を伺ってきました!
(今回は、本人のプライバシーの関係でイニシャルで表記致します。)

茂木

なぜ大学の国際学科を選んだのですか?

Oさん

高校生の時に見たCMで、発展途上国の水のインフラを整備するという内容のものを見ました。今まで国際的な問題について授業で扱うことが無くあまり関心が無かったのですが、こういう世界があるんだと衝撃で、大学では国際問題について勉強したいと思い入学しました。

Iさん

留学が必須の学科なので選びました。留学がしたかったんです。

茂木

留学の目的は?なぜベトナムを選んだのですか?

Oさん

日本で今ベトナムに進出している企業がたくさんあると思うのですが、その中でベトナム語を話せる人はそんなにいないと思ったからです。ベトナム語を学ぶことで今後の就職活動や仕事で役立つのではないかと考えました。

Iさん

入学当初はベトナム語を選択することはあまり考えていなかったのですが、日本にベトナム人がたくさんいることを知ってこの機会にベトナムのことを深く知りたいと思いました。

インターンシップに参加しようと思った理由をお聞かせください。

Oさん

2年生の後期にインターンシップのお話をいただいたのですが、その時はそろそろ就職活動を始めなくてはいけなくて少しプレッシャーを感じていた時期でした。留学期間も残り数か月になったので、この機会にインターンシップをやらせていただき、より充実したものにできると思いましたし、貴重な体験ができると思って参加しました。

Iさん

ベトナムにある日本企業がどのような活動をしているのか、どのように日本とベトナムを繋げているのかに興味があったので参加を決めました。

インターンシップを通して感じたことはどんなことですか?

Oさん

試行錯誤することの面白さを感じました。アルバイトのようにルールやマニュアルの中で考えるのではなく、Sun*のインターンシップでは授業の中でクイズをしたり、自分がこうしたらもっと学生が楽しんでくれるんじゃないかというのを自分で考えて、それを実践できるという自由さがあり、面白さを感じました。

Iさん

私はまだ就きたい職業について明確に決まっているわけではないので、インターンシップを通して自分の夢についてもこの機会に情報収集したり考える機会になったと思います。

ベトナム人学生に何を持って帰ってほしい、何を伝えたいと思って交流していますか?

Oさん

学校の授業では文法や語彙など、いかにも学習という感じの部分が多いと思うのですが、私たちの会話の中では日本の文化や楽しい一面、スラングだったりとか実用的なことを伝えていきたいと思っています。学生の中には日本の文化に興味があるわけではなく、ただITで日本に働きに行くという人もいるので、そういう子たちのモチベーションを上げるためにもたまに「日本で気を付けた方が良いことは何でしょう」というようなクイズを作って、楽しく日本について知ってもらうように心がけています。学生さんたちが楽しんでくれているので嬉しいです。

Iさん

私はテーマを決めて意見交換をするというのをメインの活動にしていて、外国語でも積極的に自分の意見を発信できる場になれば良いなと思っていやっています。

茂木

ベトナム人学生との交流で感じた困難と解決方法を教えてください。

Oさん

ベトナム人の友達と会話していて断るときに「いいよ、大丈夫だよ。」とやんわり伝えたのですが伝わっていなかったんです。遠回しに伝えるという方法は感覚的にも理解してもらえないのかと思いました。断るときは優しく理由を含めてはっきりと伝えるようにしようと思いました。日本就職を目指している学生さんには遠回しの言い方を知っておいた方が良いと思うので、会話練習で取り入れてみたいなと思っています。

Iさん

ニュース記事を一緒に読んで意見交換をしてるのですが、難しい言葉が分からないこともあるので、事前に調べて他にどのような言い方があるかを確認しています。ITに関する記事や学生さんの日本語レベルに合ったニュース記事を選ぶなどの準備も大事にしています。

茂木

ベトナム人学生と交流してみて自分自身が学びになったことはありますか?

Oさん

とても行動力があって積極的なので、それが自身の経験になったりすることを学びました。私は色々考えて躊躇してしまうことがあるので、価値観が少し変わりました。

Iさん

交流しているベトナム人学生は日本就職を目的としている人たちなので、まだ将来どうしたいか明確な夢を持っていない私にとってすごく刺激になります。文法や単語が間違っていても積極的に発言してくれるので同じ外国語を学ぶ立場としても学ぶことが多いです。
日本語教師という仕事に触れて、分かりやすく言い換えたり具体的な例を使って伝えたりするのでとても大変な仕事だと思いますが、交流をする中で文化や考え方の違いを知ることが多くて楽しい仕事だなとも思いました。ベトナム人学生さんとの会話を通して日本語教師という仕事にも興味が出てきました。ベトナム人の親切さや優秀であることも知り、将来はベトナムと関わりのある仕事に就きたいなと思っています。

インタビューに答えていただきありがとうございました!

終わりに

いかがでしたか?今回は昭和女子大学とのインターンシップについてお届けしました。
日本就職を目指すベトナム人にとって、同世代の日本人と生きた日本語を話すというのはとても大切なことです。また、楽しみながら練習をすることで日本を身近に感じることができるのではないでしょうか。日本の学生さんにも、海外進出をしている日系企業でのインターンシップというのは学ぶことが多くあります。より有意義なものになるよう教育事業部が一丸となって進めてまいります!
わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。
また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。

それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)