メンバーがチームの目的を作り出す!より良い事業を行うためのワークショップを開催しました!Vol.1(準備編)

はじめに

Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の茂木です。今回もご覧いただき、ありがとうございます。
今回は“Sun* xseeds事業ブランド浸透プロジェクト”についてお伝えいたします!
このプロジェクトはすごく簡単に言うと部署間の相互理解と連携です。

  • 「あの部署って何をしているのだろう。」
  • 「この部署と連携できたらもっと良いものを作ることができる気がする。」

といった思いを持ったことがある方は多いのではないでしょうか。
私たちは今回、ワークショップという形で部署間の連携を図り、その先にあるSun* xseeds事業としての「チームの目的」を作り上げ、組織の力を向上させるべく取り組みました!

今回は、

  • なぜこのプロジェクトが必要だったの?
  • なぜワークショップという手段を使ったの?
  • このプロジェクトは何を目指しているの?
  • 具体的にはどんな内容だったの?
  • 目的をチームで作りあげるってどういうこと?

について、準備編、実施編の2部作でお送りいたします!今回は準備編になります。

なぜxseedsブランド浸透プロジェクトをやることになったのか

xseedsの生い立ち

過去の記事でもお伝えしてきましたが、私たちは教育事業を行っています。これはもともとJICAとハノイ工科大学が行っていたHEDSPIコースという日本のマーケットに対応したIT 技術者の養成プロジェクトを引き継いだものです。
2023年11月現在ではアジアを中心に南米、アフリカでも教育を行い、私たちの教育事業は拡大をし続けています。
創業時のストーリーが語られている記事はこちらです。

2014年の引継ぎ当初は、エンジニアチームからエンジニア講師を派遣する形で実施していましたが、本業もある中で学校を行き来しながら学生を管理するのは限界がありました。そこで「ちゃんとやろう」ということでチームを作り、2017年ごろに、今の教育部署を設立することにしました。
部署といっても設立当初は数名規模のチームであり、メンバーの役割もあいまいで、お互いに業務をフォローしながら仕事を行っていました。セールスメンバーも毎月ベトナムにきて選考会をサポートするなど、非常に密なコミュニケーションが取れていました。次第に事業が拡大するとともに学生数が増え、メンバーが増え、業務を明確にする必要性がでてきました。よくある事業拡大とともに行われる「組織化」を我々の部署でも行われていき、業務を分解し、その業務に適した人材を育てることになりました。

xseedsのジレンマ

業務を分業化することで、仕事の効率はどんどん上がっていきました。ただ、事業拡大に伴う「組織化」をすることで、必ず陥るとされるジレンマにxseedsとしても直面することになりました。メンバーの中に、「このまま事業が進んで大丈夫かな。」「自分がやっていることは合っているのだろうか。」という想いが生まれました。その想いを深掘りしていくと、「事業を分業化したことによるコミュニケーション不足という弊害が出ているのではないか。」という課題があることに気づきました。

また、リモートワークも当たり前となり、今までオフィスで発生していた雑談などをする機会も減ってしまいました。そのため雑談の中で生まれていた事業に関する考えやそもそもメンバー同士の相互理解の機会が減り、どんな人がいて、どんな仕事をしているのかに触れる機会が極端に減ってしまいました。

この状態に課題を感じ、チーム全体に改めてビジョンを浸透させ一体感を作り、組織力を向上させるため、今回の「教育事業ブランド浸透プロジェクト」が立ち上がりました!

xseeds事業ブランド浸透プロジェクトの目的

「各部署への理解を深め、教育事業に関わるチームメンバーが共有できる目的をメンバー自身で見つける
これが今回のプロジェクトの目的です。
今回、「目的をメンバー自身で見つける」ということに重要性をおきました。その理由を教育ブランド浸透プロジェクトの発起人、広瀬光さんに伺いました!

プロジェクトとして目指すべき姿

(今回インタビューに協力していただいた方)

広瀬 光(ひかる)さん

大学を卒業後、日本のIT企業へ就職しデジタルマーケティング事業に従事。
その後、社会課題解決に挑戦したい想いを抱きアフリカへ渡り、モザンビークの事業会社で現地法人の代表となる。
2021年、途上国/新興国へ教育を届ける活動を目指してSun*の教育事業(xseeds)に参画し、Sales企画や大学開拓などのミッションを担っている。

(広瀬さんが取り組んだアフリカ教育事業Vol.1Vol.2もぜひお読みください!)

なぜこのプロジェクトを立ち上げたんですか?

「私は様々な部署の人と会話をする機会があるのですが、部署間のコミュニケーションが取れていないなというのをずっと感じていました。xseedsの中で色々な部署の人と会話をしていると、『ここって問題として根深いし、解決できないものだよ』っていう話もあったんです。

でもはたして本当にそうなのかという思いがずっとありましたし、この問題を解決しなければという使命感もありました。アフリカ事業もしていたので、今後ベトナム人以外の学生さんや日本企業ではない企業と関わったり、日本以外の教育事業を伸ばしていくときに、我々自身が腑に落ちないことがあると事業自体が育たないんじゃないかなと思ったんです。
これからxseedsが事業として大きくなることを想定すると、根っこの部分の取り組みってすごく大事で、やるべきことなんじゃないかなっていうのもあって半ば強引に進めました。」

発案者のメンバーが企画段階でMiroを使って話し合った膨大な資料の一部

なぜワークショップという手段を選んだんですか?
「このプロジェクトのやり方には色々と意見もいただいていて、一対一や少人数で長い年月をかけて会話を重視した方が良いんじゃないの、というのもありました。
企画をしたものの、『どうすれば皆で同じ方向に向かっていけるのか』、この答えがどこにあるのか自分自身も分からなかったんです。皆で話し合うことで『答えを見つけるための手段』を見つけに行きたいと思ったので、ワークショップを選びました。

なにかをする上で、賛否両論の意見は生まれるので、むしろをの賛否両論の意見を生まれさせようと思ったぐらいの達観した内容があると良いと思いました。これってどうやったら解決するんだろうというのを見てみたい、検証したいというのが一番の理由かもしれません。

あとは、2年前になぜビジョンやロゴ、ネーミング決めてリブランディングを行ったのか、という基本に立ち返って皆が共有するには、会話をして一緒に何かを作り上げることができるワークショップという形が適していると思ったんです。

違う部署の人たちの話を聞くことは、今までやってきたものに対してネガティブな意見もあると思いますが、それも含めて相手の考えが分かりますよね。ただ仕事の内容をドキュメントで渡すだけでは絶対に分からない、相手の考えや人となり、顔や表情を理解することで、収益だけを考えるのではない、自分たちが所属しているxseedsがどんな想いで立ち上げられたのかを心に留めて、一緒に同じものを作り上げていく仲間として認識をする最も良い方法だと思いました。」

今回のプロジェクトで目指す姿は?

プロジェクトで使用したスライドの一部

「今後、私たちの事業を続けるためには事業拡大が必須です。それに向けての目指すべきところはどうしても収益になってしまいます。でも「教育」事業というものを考えるとそれだけでいいのか、そこにどう関わるべきなのかを皆で決めたいと思いました。
組織の目的を達成することも大事ですが、個人の気持ちの部分も大切にしたかったんです。
私たちの教育事業をより良いものにするには、部署間の垣根を取り払い、お互いを知って連携することが重要だと思ったんです。プロジェクトでは部署間の連携を図り、その先には『教育事業に関わるチームメンバーが共有できる目的を探り、一体感を生む』ことを大きな目的として設定していました。」

広瀬さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました!

実施編では、3日間かけて行われたワークショップの内容や、xseedsの各メンバーの議論内容など、実際のワークショップの内容についてお伝えいたします。また、多くのメンバーが参加する中で非常に活発な意見が出ており、部署ごとでのミッションが異なる中、チームの共通の目的を作り出すということが非常に価値のある内容となっています!

終わりに

今回はSun*教育ブランド浸透プロジェクトが行われた背景についてお届けしました。一つの組織が大きくなるとき、今の社会の仕組みではそれぞれの部署が抱えている想いを共有するのは難しくなってしまいます。私たちはxseedsをより良いものにするために日々取り組んでいますが、今回は自分たちの企業に切り込んでみました!
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それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)