グローバル化の中心!? マレーシア編 Part 2

こんにちは!Sun*(サンアスタリスク)の池内です。
今回も前回の記事に引き続き、マレーシアに関して紹介をさせていただきます。
前回の記事をまだ読んでいない方は、そちらもぜひ。

前回の記事でも紹介をさせていただきましたが、2019年からSun*はベトナムのみならず、マレーシアのマレーシア日本国際工科院(通称MJIIT)でも教育を行っております。
MJIITでSun*が教育を開始して約1年、多くの学生に接してきたわたしの経験も踏まえ、マレーシアの学生の特徴を今回はお伝えさせていただだきます。
ベトナムに限らず、優秀なアジアの学生、特に言語能力も同様に重要視されている企業様にぜひ読んでいただきたい記事です。

文化背景の多様さ

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、マレーシアは日本とは異なり、複数の民族で構成されている多民族国家です。
左の表からもわかる通り、マレー系中華系インド系などの民族により構成されています。
MJIITの学生も同じような比率となっております。
学生たちが写っている写真からもわかる通り、マレーシアの特色が見える国際色溢れたキャンパスになっています。

工学系が専門

MJIITは日本式工学をベースに以下3つの学科で構成されています。

機械精密工学科

精密機械の設計を中心に、情報通信工学、半導体回路設計などの広範囲な分野を学ぶ。

化学プロセス工学科

エネルギー生産、化学プラント、食品加工、生物学的プロセスなどを学ぶ。

電気システム工学科

応用物理学やメカトロニクス、生産工学などを通して精密工学の基礎と応用を学ぶ。

また、日本の27大学とコンソーシアムを形成、協力(共同研究、ダブルディグリープログラム、学生交流、教員派遣)し、教育研究を行っているため、現在日本の大学で行われている研究などリアルタイムの情報を基に研究が進めれらることもあります。
他にも日本式工学の代名詞でもある「5S」や「KAIZEN」を通じてチームワーク、責任感、対応能力などのスキル習得を目指したり、ユニークなところでは、「人間力プログラム」という教育もあります。
このプログラムを通じて環境の持続可能性や倫理に関する意識、企業家精神を総合的に学んでいます。

全員がマルチリンガル

先述したとおり、多民族国家であるマレーシアでは英語が共通言語として使用されることが多く、全学生がほぼネイティブレベルで英語を使用できます。(大学内の講義は全て英語で行われております)
それ以外に全員母国語であるマレー語が使用でき、さらに中華系であれば中国語、インド系であればタミール語が話せます。
そしてMJIITの学生であればレベルの差はあるにしろ、みなさん日本語が話せます。
日本就職を目指している学生の中には自習だけで日本語能力試験(通称JLPT)のN2(目安:日常会話やビジネスでのコミュニケーションも可能)を取得した学生もおり、この学生は4カ国(マレー語、英語、中国語、日本語)が使用できます。

ちなみに現在は、通常の日本語授業や日本企業への内定を控えた学生向けの内定者授業はコロナウイルスの影響もあり、オンラインで実施をしております。
まさに教育に国境なしといったところですね。

オンライン授業終わりにみんなで記念撮影

終わりに

多民族国家で育ち、異文化間のコミュニケーションに長け、マレーシアと日本の教育を学んだ多言語が操れる学生はどんな企業にも魅力的なのではないでしょうか。
特に、企業のグローバル化を考える上で、中国・東南アジアは非常に重要な市場だと思います。
実際にMJIITの卒業生の就職率はほぼ100%で、日本企業に就職する学生もいます。

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