新たなChallange!ベトナム国家大学ハノイ校、自然科学大学でSun*の教育を!

Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の大原です。
今回もご覧いただき、ありがとうございます!
私たちSun*がベトナム国内で日本語教育・IT教育を提供している大学は全部で4大学あります。
そのうちのひとつ、ベトナム国家大学ハノイ校の(Vietnam National University 略称:VNU)の傘下である工科大学(Hanoi University of Engineering and Technology 略称:UET)についてはすでに紹介済みです。
こちらについては過去の記事をご覧いただけますと幸いです。

今回はVNU傘下の別の大学である「自然科学大学(University of Science 略称:VNU-HUS)」について取り上げます!
ここは、最近新しくSun*の教育事業に仲間入りした大学です。
6月からSun*が日本語教育の提供をスタートしていますが、その前に行った受講希望者向けのオリエンテーションの様子をお届けします。
まだ日本語にほとんど触れたことがないフレッシュな学生たちの画像とともにお楽しみください!

VNU-HUSはどんなところ?

VNU-HUSの紹介の前に、少しだけベトナムの大学についておさらいです。
ベトナムには国立大学と私立大学の他に、国家大学というものがあります。
国立大学は教育訓練省(MOET)が管轄となり、このMOETは日本でいう文部科学省であたります。
国家大学は国立大学と異なり、教育訓練省ではなく政府に属しており、研究費などの面で優遇がされています。
ベトナムに国家大学は2校あり、

  • ベトナム国家大学ハノイ校
  • ベトナム国家大学ホーチミン校

となります。
さらに、この2校にはそれぞれ複数の傘下大学があり、それらすべてが「国家大学」に分類されるのです。
今回ご紹介するVNU-HUSも、そのひとつとなります。
ベトナムの大学制度については以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください!

VNU-HUSには以下の8学部あり、1学年約1,500人が在籍しています。

  • 数学、力学および情報学部
  • 物理学部
  • 化学部
  • 生物学部
  • 地理学部
  • 地質学部
  • 水文気象学および海洋学部
  • 環境科学部

今回Sun*が教育事業を行うのは物理学部の学生で、1学年約200人ほどいます。

VNU-HUSで教育事業提供に至った背景

現在Sun*が教育事業を行っているフェニカ大学について、以前記事にてお伝えしました。

こちらの教師とVNU-HUSの教師が友人で、Sun*の実践IT授業に関心を持ち、ぜひ導入したいという想いから今に繋がっています。
私たちが行っている教育事業を知らない大学が世界には数多くあり、VNU-HUSのように必要としてくれるところもまだまだあるのではないかと思います。
まずは私たちのことを知っていただく努力をしなければいけないと改めて感じました!

日本語クラス オリエンテーションの様子

オリエンテーションには、日本語に興味があったり日本就職を目指す30名ほどの学生が参加しました。
途中、日本語を勉強したことがある学生がいるか聞いてみましたが、2~3人くらいが既修者で、ほとんどの学生が初めて日本語を学ぶという感じでした。
まず最初に、VNU-HUSから、学生たちにこんなメッセージがありました。

当日のオリエンテーションの様子
学生へメッセージを送るVNU-HUS グェン・ティエン・クオン先生

「今の時代は科学技術がものすごく速いスピードで発展しています。
 そして、世界各国でグローバルに活躍できる人材が求められています。
 学生のみなさんは、専門知識だけではなく、外国語や外国の文化も今から身につけないといけません。
 SUN*のこのコースはみなさんにとってとても重要なチャンスです。
 今後の後輩たちのためにも、日本語クラスの一期生として頑張ってほしいです。」

おっしゃる通り、今の時代はスキルの掛け算が重要視されています。
言語×ITスキルのように1つの専門性だけではなく複数の専門性を身につけることが、グローバル人材として活躍する上で不可欠です。
それらを大学時代に養うチャンスを得ている学生たちは、とても恵まれていますね!

VNU-HUS IT学部のグェン・テェ・トアン先生


次に、Sun*教育事業部マネージャーであり現役で実践IT授業も行っている眞田さんからのメッセージがありました。
世界がどのように発展してきたのか、またそれは先進国が発展させ、世界を変えてきたという説明があり、深く考えたことがなかった私は学生とともに「なるほどなー」と聞き入っていました!
今当たり前のように使用しているインターネットなど、通信インフラの発展はここ10年でこんなに加速したんですね。
そして、眞田さんから次のような投げかけがあり、

「通信インフラが拡大した時もそうですが、過去の常識は一切通用しません。
 これから未来、次の当たり前のインフラになるのは『何年後』で『どんなもの』なのでしょうか?
 きっとどこかの先進国が作るのは間違いないでしょう。
 その時みんなはどこで何をしていたいですか?」

ITの変遷や日本語を学ぶ目的についてプレゼンをする眞田さん、通訳をするTCチームのハンさん

学生へのメッセージとして、

「先進国で働くということは、世界を成長させるということ。
 日本には『成長には痛みを伴う』ということわざがあります。
 『現状維持』や『今までと同じ』は衰退と同じです。
 なぜなら周りの国や経済は成長しているからです。
 みなさんも
 ベトナム(世界)を成長させることができる人
 になってください。」

という言葉を送りました。

オリエンテーションの取材に行ったことを忘れて、眞田さんの言葉に聞き入っていた私がおりました。
私も学生の日本就職をサポートする一人として、常に成長する自分でいなければと改めて思った瞬間でした!
若い学生だけではなく、年齢を重ねた(私を含めた)大人たちも、日々成長し続ける姿を学生に見せることができたら最高ですね。

次に、実際にVNU-HUSで日本語クラスを担当するタオ先生、松ヶ平先生が、日本語の授業について紹介しました。
お二人はSun*が誇る優秀な日本語教師で、タオ先生はVNU(以前からSun*が教育事業を行っているベトナム国家大学ハノイ校)、松ケ平先生はHUST(ハノイ工科大学)で教鞭をとっています。

先ほどもお伝えした通り、オリエンテーションに参加した学生のほとんどが日本語未経験のため、そもそも日本語とはどんな言語なのかという導入としてひらがな表を配りました。
みんな真剣にひらがな表を見つめていました!
ベトナム語のアルファベットは英語に近いので覚えるのはそこまで難しくはないのですが、日本語の場合はまずひらがなを覚えないと読み書きができないのは、学習者にとって大変ですよね。
ただ、トップ大学に通っている優秀な学生の皆さんですから、きっとひらがなを覚えることは簡単なことかもしれませんね!
物覚えが悪い私からすると、とても羨ましい限りです。。。

日本語クラスについての説明をするタオ先生と松ケ平先生

今回の日本語クラスは学期途中からの開始となるため、オリエンテーションの最後に学生のスケジュールについてアンケート調査しました。
今期はより多くの学生が参加できる曜日、時間での開催になりますが、来期からは通常の授業として開催予定のため、さらに多くの学生が参加できることでしょう!

配られたひらがな表を真剣に見つめる学生たち
オリエンテーション参加学生の皆さんと記念撮影

終わりに

いかがでしたでしょうか。
今回は最近新しくSun*の教育事業に仲間入りしたVNU-HUSの日本語クラスオリエンテーションの様子をお届けしました。
少しでも多くのベトナム人学生が日本就職できるように、Sun*として日本語教育を提供できる場をどんどん開拓していきたいと思っています!

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それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

ABOUT US
大原歩美
幼少期から海外に興味を持ち、カナダ、フランス、オーストラリア、イランで生活する。 日本ではヨガスタジオのエリアマネージャー、留学カウンセラー、東証一部上場企業の社長秘書など多岐にわたる職業に従事。 脱公務員で現地企業に就職した夫、3歳の息子とともに2021年からベトナム生活を開始。 将来の目標は世界遺産全制覇。