日本就職へのやる気を引き出す!学生の悩みを解決し、人生をも導く!?先輩交流会とは?

はじめに

Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の茂木です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!

私達は今までもベトナム人学生がより日本就職に興味を持ってもらえるよう、各大学の先輩との交流会をしてきました。
毎年、学生の声を聞き、2022年からは“日本就職をした先輩”との交流会を行なっています!
今回はよりブラッシュアップされた2023年先輩交流会についてお伝えしてまいります。登壇した先輩、企画運営者にもお話を聞いてきましたので是非最後までお読みください!

先輩交流会とは

先輩交流会で使用するスライドの一部

学生にとって身近な存在である、“xseedsプログラムを経て、実際に日本へ就職をした先輩”と交流をする会です。私たちがxseedsの教育プログラムを行なっているハノイ工科大学、ベトナム国家大学ハノイ校、ダナン工科大学、ベトナム国家大学ホーチミン校で行われます!
交流会を実施することで、母国を離れて日本へ就職することへの漠然とした不安を少しでも減らしたいと考え、行われている会です。


不安というのは、以下のような声が1年生、2年生から多く聞かれました。

  • 日本の職場環境や生活がよく分からない。
  • 将来本当に日本で働けるかどうか不安。
  • 日本で働くと残業が多いと聞く。
  • 日本人が厳しい。
  • 昇進が難しいのではないか。

母国の就職先ではインターンシップなどで企業のことを知るチャンスが多くありますが、海外で就職となると様々なことを不安に感じてしまうのもよく分かります。

ベトナムの就職感

今回の記事についてお話しするときに知っておくと良いのが、日本とベトナムの就職感の違いです。
ベトナムでは多くの学生が大学を卒業した後にいくつかの会社に就職し経験やスキルを積み重ね、自分が納得のいく職場を探していくのが一般的です。企業側も経験やスキルがある転職者を採用することが多いようなので、大学卒業後は大学で学んだことでは無い分野でも、入れる会社に就職します。
それに対し、日本では大学卒業後から自分の希望する職場に行くことが一般的なので、大学生の早いうちから就職活動の準備が始まります。
こちらの詳細についてはまた別途お送りしたいと思います!

先輩交流会のねらい

前述のように、日本に就職を希望するのであれば学生が自分のキャリアパスを早めに描くことが重要になってきます。
交流会では一年生や二年生という早い時期に将来を見据えて考える必要があることや、もし内定を早く取りたいのであればその時期から自分の進路の目標や計画を立てないといけないことを身近な先輩からアドバイスしてもらえる機会になります。
そうなると学生が日本で働けるようになるためのレベルをしっかりと意識するようになる。そんなねらいもあります。

概要

今年も先輩交流会が開催されました!

2023年4月にハノイ工科大学で1年生向けの先輩交流会が行われました!当日はSun*のスライドに沿って先輩方の自己紹介から始まり、事前アンケートで集められた質問に先輩方が答えていきます。
質問内容は、こんなものがありました。

  • 日本企業には役職名を付けて、名前を呼ぶことや謙遜語と尊敬語を使わないといけないなど上下関係が非常に厳しいと聞いているが、実際はいかがですか。
  • 日本の職場環境について、渡日前と渡日後の違ったところは何ですか。
  • 日本就職希望がありますが、今(1年生)からどんなことを準備したら内定を取得できますか。

この他にも先輩たちの趣味や初めてのお給料で買ったものクイズなどのウォーミングアップもはさみながら、楽しく話を聞く場となりました。

授業ではない活動にも関わらず、対象学生371名のうちの92%にあたる342名が参加しました!最後の質疑応答も活発に行われ、来年からはもっと時間を長くしてほしいという意見が多く寄せられました。有意義な会であったことがうかがえます。
学生アンケートは交流会に満足が33.3%、とても満足が66.7%という、参加した全員が満足したという結果になりました。そして交流会参加後は日本への就職意欲が積極的なものに変化しました。

学生さんの声を一部ご紹介します。

  • 交流会には役に立つ情報がたくさんある。
  • 様々な視点で日本就職のメリットとその困難を、客観的に共有してもらったことで、やる気が出てきた。
  • 日本就職が可能だと自信がつくようになった。
  • 先輩は熱心に、ユーモアもで質問されたことだけではなく他の情報も詳しく十分で共有してくれた。

登壇した先輩にインタビューをしてきました!

今年も就職先で大活躍している素晴らしい先輩方に登壇してもらいました。先輩達は登壇をお願いするとこころよく引き受けてくれます!

(今回インタビューにご協力いただいた方)グエン・クアン・フイさん

2018年に、ハノイ工科大学を卒業し、渡日。日本企業での勤務は5年目となり、現在はプロジェクトマネージャーに従事。渡日後、言語力を上げるために日本語関連ではBJTでJ1、JLPTでもN1を取得。TOEICも975点。さらに2022年にはプロジェクトマネジメントの国際資格でもあるPMPを取得し、現在はさらなる目標に向けて挑戦中。昨年はベトナム市場・日本市場の採用担当としても活躍し前回のxseedsHub選考会では採用担当として参加。

交流会で登壇してどうでしたか。率直な感想をお聞かせください!
「日本の生活、キャリアプランなどを後輩達に紹介するチャンスをいただけて本当に嬉しかったです。感謝しています。他の企業に就職した方々の話も大変興味深く聞かせていただきました。
採用担当者として前回企業側で参加した時に学生さんとお話するチャンスがありましたが、今回は200人を相手にしたので少しドキドキしました。」

ドキドキしたんですね。このインタビューでは落ち着いた声でしっかりと答えてくださっているので意外です。なぜ登壇者を引き受けてくれたんですか?
「以前、企業側としてxseedsHub選考会に参加して学生さんと面接の機会がありました。そこで、学生たちは『お給料は大丈夫なのか』『日本で自分がやりたいキャリアプランを実現させるおとができるのか』『家族と離れて大丈夫なのか』など、私が学生だった頃に抱えていたものと同じ悩みを持っていることを改めて実感しました。先輩として後輩たちのサポートをしたい、不安を解決したいという気持ちになりましたが、あまりそういう機会がありませんでした。
たまにSNSで学生さんから直接連絡が来て、OBとしてできる範囲で話したりすることはありましたが、もっとたくさんの学生さんをサポートしたいと思っていましたので、今回の先輩交流会の話があったときは迷わず引き受けました。

日本でスノーボード、野球、スキューバダイビングなど新しい趣味を発見したフイさん。
 

もう一つの理由は、他の企業に就職した先輩方のお話にも興味があったからです。過去にどのような悩みを抱えていて今どうなっているのか、今のキャリアプランはどのようなものなのかということを知りたかったんです。」

外国で働くのは勇気が要りますよね。なぜ日本に行くことを決心されたのですか?
「私はチャレンジをするタイプなので、まだやったことがないことに興味があります。学生時代はxseedsHub選考会自体も大きな壁だったので、チャレンジしたいと思ったんです。多くの企業さんともお話する機会があるので新しい仕事を知る機会にもなったし、そこでさらに興味が出たので日本に行ってやってみたいなと思い、決心しました。

日本で就職をするために学生のときにやっておけばよかったことはありますか?
「日本に就職して感じましたが、ベトナム人の社員はIT技術に強みを持っているので大学の授業に参加するだけで今後スムーズに仕事ができるんじゃないかと思います。
ただ仕事はプログラム開発だけではなく、日本人社員とのチームワークだったり、設計だったり、部下のマネージメントもあります。これは大学の授業とは別に、コミュニケーションスキルやビジネス日本語を身につけといたほうが良いと感じています。
あと、これは交流会でも出た話ですが、多くの企業の中からどう選ぶのかという悩みもありました。これを解決するためにも、授業の状況にもよりますができれば日系企業でインターンシップをしたり、サークルに参加することをお勧めします。これをやることで自分がやりたいこと、強み、コミュニケーションスキルを身につけることができるんじゃないかなと思います。」

先輩交流会という企画はいかがですか?
「これは学生さんにとって、とても良いものだと思います。私が学生のときは色々悩みを持っていましたが、その時は先輩たちと話す機会が少なかったので日本に来るまで解決されなかった不安や知らないことが多くありました。なので今回の交流会のようなものがあったら嬉しかったですね。
あと、この会があることで私たちも後輩たちをサポートしやすいなと思いました。学生さんの悩みや希望を知って、それを企業の採用担当者に相談して、学生がその悩みを乗り越えるために企業として何ができるかということを考える役割を果たせるんじゃないかと思っています。

先輩として企業と学生を繋げる架け橋のような役割を果たせるということですね。
「そのようにできたらいいなと思っています。」

ベトナムでは新卒でまず入れる会社に入り、転職を重ねて最終的に希望する仕事に就くことを知りました。日本に就職したフイさんは最初から希望する会社に入れたということですよね?
「そうです。楽しんでやらせてもらっています!

学生さんにどうなって欲しいですか?
「学生さんは様々な不安を持っていると思いますが、是非xseedsHub選考会への参加にチャレンジしてほしい。私自身、後輩たちと今後一緒に仕事がしたいので、是非日本就職を目指して頑張って欲しいと思っています。」

フイさん、インタビューにお答えいただきありがとうございました!

今後の先輩交流会

先輩交流会を企画、とりまとめをしているレ・ティ・クエン氏、濱嵜愛夏氏、広瀬光氏にもお話を聞きました!

今回の先輩交流会はいかがでしたか?
クエン氏「学生はとても積極的に参加してくれました。交流会参加後の学生アンケートからも、日本に就職したい気持ちが高まったということが分かります。とても良い結果ですし、目標も達成できたと思っています。多くの学生が積極的にアンケートに答えてくれましたが、『先輩の話はとても楽しくて有意義で、これまで抱えていた心配がほとんど解決できた』という内容が多かったです。学生だけでなく先輩たちからも、他の成功した登壇者の話を聞いて自信をつけたり勉強できたという話をいただきました。」

先輩交流会の成功と今後の発展について語る企画運営チーム。


今後の先輩交流会についてのお考えをお聞かせください。
クエン氏「もちろん来年も続けていきたいと思っています!日本就職の悩みや不安を解消してメリットを伝えていくために色んな工夫をしてきましたが、この交流会ははっきりと効果がありました。
最近はべトナムでも日本語を使って働く場所があるのでそちらが魅力的に思えてしまうこともあります。でも、実体験としてもそうですが、人生を豊かにするためにも日本や海外に出て生活することは、視野が広がり自己成長につながる機会になるのでぜひ挑戦して欲しいですしそのサポートを続けていきたいと思っています。

濱嵜氏「今は先輩1人に対して学生が100名以上の交流会なので、学生としては先輩にもう少し詳しく聞きたいという思いがあれば少人数にしても良いのかなと考えています。企業別や職種別でグループ分けするなど、工夫していけたらいいですね。あとは交流会という形以外にもフランクに相談し合えるような機会を作れたらいいなと思います!」

広瀬氏「この交流会は本当に良いものだと思っています。深掘りしていくというところでは、インタビューに答えてくれたフイ君の話にもありましたが、今後は企業さんにも深く関わっていただくようにご提案できたらなと思っています。仕事内容や会社で働くことについて日本人の目線で話していただくことで学生にインプットしてもらえるし、理解も深まると思います。
広げていくという視点で考えると、今後はxseedsを展開しているブラジル、マレーシア、インドネシアに英語で行うという取り組みを加速させていけたら良いなと考えています。先輩交流会は学生のモチベーションをより上げることができるものですし、各国で一人で奮闘されている先生達にとっても良い取り組みになると思います。私も今後さらに関わらせていただき、より良い交流会作りに貢献したいです!」

クエンさん、濱嵜さん、広瀬さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました!

終わりに

いかがでしたか?今回は先輩交流会についてお届けしました。私たちのxseedsプログラムを経た優秀な先輩たちがたくさん日本で活躍しています。人生をより豊かなものにするためにチャレンジしつづける姿を見て、学生たちのモチベーションがさらに上がったのではないでしょうか。ベトナムだけでなくxseedsプログラムを行なっている国の学生が、目標を持って続けられるようにこれからも様々な取り組みを実施してまいります。

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